• Admin

尿閉(たまっているのに、おしっこがでない)

更新日:2021年11月27日

尿閉とは膀胱内に尿が貯留しているのに、排尿できない状態です。


よくあるシチュエーションは寒い冬の日に、大酒を飲んだ後、おしっこが出ない、苦しい。

風邪薬を飲んだ後、おしっこが出ない


急性の尿閉は高齢男性に多いです。強い尿意があり、苦痛で、冷や汗が出ることもあります。下腹部が明らかに膨らんで見えることがほとんどです。やせている人の場合、わかりにくいですが、触るとぱんぱんになっています。


尿閉の2大原因は

1)前立腺肥大症による下部尿路閉塞---尿意がある場合が多いです。

2)末梢神経障害による神経因性膀胱---尿意がない場合が多いです。


その他、尿道結石、尿道腫瘍、尿道狭窄、膀胱(頚部)腫瘍、陰茎癌、真性包茎などです。


残尿が徐々に増加し尿閉となった慢性尿閉では、苦痛は少なく、尿意は感じなくなっており

(軽度感じていることもあります)尿が少しずつ漏れる溢流性尿失禁や両側水腎症を来している場合が多いです。


帯状疱疹でも排尿障害、尿閉が起こる事があります。特におしりのあたり(仙随領域)の帯状疱疹で起こりやすいです。発疹が出る前に起こることもあります。


*帯状疱疹とは神経に潜んでいた水痘・帯状疱疹ウイルスが活性化することで発症する皮膚疾患です。ピリピリ、ズキズキといった神経痛が出て、1週間程度で痛みがある部分に発疹が見られるようになります。通常片側に出るのが特徴で、痛みを伴う皮膚症状が3週間程継続します。


治療:早急に導尿(カテーテルの挿入・留置を行って尿を体外に排出すること)を行います。原因疾患の治療をします。

*体内に挿入して、検査や治療などを行うための柔らかい細い管のことです。



27回の閲覧0件のコメント

最新記事

すべて表示

エビ、カニ、ロブスター、シャコなどの食物アレルギー(甲殻類アレルギー) グラコロへの挑戦 甲殻類アレルギーは、乳幼児期は多くありませんが、学童期以降に増えてきます。 新しく出てくる食物アレルギーとしては、7~17才では果物類に次いで甲殻類アレルギーが2位、18才以上では、1位に甲殻類アレルギーが位置します。 どのような症状が出るのでしょうか? 皮膚症状:かゆみ、じんましん、むくみ、発赤、発疹など

下腹の違和感(しっくりしない)、膨満感(はっている感じ)、鈍い痛みなど、激しい痛みではないけど何か異常がある場合、原因は何でしょう?多くの原因があるため、多系統にわたるアプローチが必要になるかもしれません。 便秘、気持ち悪くて吐きそうな時、便に血が混じっている時などの場合、消化器科の病気を考えます。 膣からの膿のようなおりものが出る、膣から出血する、生理がない、月経周期と関連している場合、婦人科の

身体運動機能の低下、認知症による尿失禁(排尿機能は正常) 1)身体運動機能の低下によるもの:パーキンソン症候群、片麻痺、骨折、関節痛などによりトイレに行く前に間に合わないで漏れてしまう状態です。 2)認知症によるもの:時刻、日付、場所、人物、周囲の状況などを総合的に判断できない、注意力などが低下した場合など、トイレに間に合わない、あるいはトイレ以外の場所でおしっこをしてしまう状態です。 *パーキン